どうも。赤銅にょろん(@nyoron_kieli)です。
このページでは『キーリ』を知らない方に向けて、その大まかな世界観・ストーリー・登場人物について紹介する。
キーリって?

『キーリ』は2003年発売の壁井ユカコ先生作のライトノベル小説である。
第9回電撃ゲーム小説大賞を受賞。
イラストは、第9回電撃ゲーム三大賞イラスト部門大賞受賞の田上俊介先生が担当している。
電撃文庫より全9巻が発行され、無事に完結を迎えた。
全2巻の漫画版、ドラマCDも発売されている。
キーリの世界観とストーリー
戦争が終わり、荒廃した惑星が舞台
キーリの舞台はとある惑星。
その惑星では昔、燃料資源を巡り戦争が勃発した。
そこでは《戦争の悪魔》と呼ばれる不死の兵隊がいたという。
死体の心臓をくりぬき、そこに《核》と呼ばれる永久稼働の動力源を入れることで誕生した不死人。
彼らは殺戮の限りを尽くし、人々に恐れられた。
やがて戦争は、燃料資源を食い尽くす形で終結する。
戦争終結後、教会による大規模な不死人狩りにより彼らは追われる立場となった。
それから80年。
戦争後に残された質の悪い燃料資源が、各家の排気パイプからもくもくと黒い煙を吐き出すような世界がこの物語の舞台となる。
霊感少女と不死人の青年とラジオの旅
霊感少女のキーリが、不死人のハーヴェイ、ラジオに憑依している霊・兵長と出会うことから物語が始まる。
寄宿学校に通うキーリは、植民祭休暇初日にハーヴェイと兵長に出会い、休暇の間だけ彼らに同行することを決意する。
さまざまな人や霊との出会いと別れを繰り返しながら、キーリは成長していく。
一方、ハーヴェイはキーリとの出会いによって、少しずつ生きる希望を取り戻していく。
独断と偏見の登場人物紹介
ネタバレなし紹介のため、ここではメインキャラ3人のみご紹介。
キーリ
身寄りがなく、寄宿学校に通う14歳の少女。
霊感があり、神さまや教会の存在に疑念を抱いている。
面倒ごとに首を突っ込んだり、突っ込まなくても何故か巻き込まれたりしていくスタイルで、ハーヴェイに呆れられがち。
成長するし、髪型も変わる。
かわいい。
ハーヴェイ
不死人の青年。戦争終了後から孤独に旅を続けている。
面倒くさがりで人にあまり関わりたくないな~と思ってるけど、つい助けてしまいがち。
カッコよすぎて人生が狂わされた。
こんなブログ作ってるのも大体こいつのせい。
兵長
小型ラジオに憑りついている兵士の霊。
当時の軍隊の階級だった<兵長>と呼ばれている。
キーリとハーヴェイの保護者のような頼りになるラジオ。
みんなのパパ。
ファンによるキーリ140文字紹介文
私一人の力では満足に紹介できないのでフォロワーに頼りました!!皆、ありがとな!!
私、キーリ!身寄りがなくて教会の寄宿学校に通う14歳の元気な女の子!友達をいっぱい作って楽しく過ごすはずがルームメイトはまさかの幽霊!?駅前で見つけた死体はまさかの戦後80年生きるイケメン不死人!?私の学校生活はどうなっちゃうの!?次回、「推しの心臓がもがれる」
— 森のきのこさらだ (@mushroom_salad) 2019年1月21日
来週もまた見てね!! https://t.co/O3DoWMbVW0
ひとりでは飽きるほどに過ごした世界を、彼女と出会ってから『往きたい』と思った。
— かなた (@kanata_sk) 2019年1月21日
荒野を走る列車の中のボックスシートの中の1人と1人と1台が、やがて3人旅になってく話。 https://t.co/GRtruyLV3q
説明しよう!キーリとは、霊感少女キーリと戦争の悪魔と呼ばれる不死の青年ハーヴェイがラジオの憑依霊・兵長をお墓まで送るために列車で旅するスチームパンク系ファンタジー小説である!めんどくさい感じの男女とか心臓ヒリヒリするお話が好きな人にオススメなのである。https://t.co/LSNC9AkhDS
— 紬暁 (@pongee_aki) 2019年1月21日
『キーリを紹介しよう選手権』
— ゆーま (@samo_yuu2) 2019年1月21日
うぐう……好きィ……!ってなる世界観とストーリーとキャラクターと台詞の詰まった最早宗教的ライトノベル。なぜアニメ化しないのか?と疑問に思うこと間違いなし。
キュンと胸絞られる物語はお好き?
— 夜月🙃低浮上 (@yazki_mizunoto) 2019年1月21日
もだもだ進展しないジリジリ関係はお好き?
切なくてやるせない息詰まる展開はお好き?
癖があるでも暖かくて笑ましい、そんな人物はお好き?
砂と錆色の退廃した世界をさ迷う、めんどくさい性格と回りくどい性格の二人に、是非出会って欲しい
…心配性のラジオにも https://t.co/pc6b8QrYwj
ぁあ?
— 夜月🙃低浮上 (@yazki_mizunoto) 2019年1月21日
紹介?
薦めてどうするんだ
あんな生活破綻者の性格破綻が
あ?
キーリ?
キーリは一生懸命でかわいいぞ
会う霊に一々構う所が危なっかしいが、それがあの子の良さと切れない性質だしな
ハーヴィー相手だと拗ねる時もあるが総じて奴が悪い
キーリはいいぜ
気になって成仏出来ないくらいはな! https://t.co/pc6b8QrYwj
——終わらない旅って、そんないいもんじゃないよ。
— 蓮魔 (@Remma_KThasuike) 2019年1月21日
惑星を二分する戦争の後、環状線よろしくどこにも繋がらない旅を続けてきた不死人、ハーヴェイ。
ラジオの憑依霊を送る途中、キーリと出会い、それをきっかけにたくさんの人(?)たちと関わり終着駅へと至る物語。
#キーリを紹介しよう選手権
ただ、そこに存在するだけ。それでも優しくしてくれる人がいた。この世界は好きにはなれないけれど、それで良かった。
— 上さま(arien) (@aiuesam) 2019年1月21日
あなたに出会って初めて生きたいと思った。一緒にいたいと、そう思った。
こんな世界に感謝する日が来るなんて思わなかった。
少女と青年、とラジオの出会いから始まる物語。
1人を選んだ青年と、ひとりぼっちの少女は出会い、彼らにとっての居場所はきっと、互いの中にのみ見出された。
— 火冬(かふゆ) (@kafuyu_ki_ri) 2019年1月21日
ラジオから流れるロックを聴きながら列車に揺られる旅路と、荒廃した惑星の果てに、少女と青年は何を見るのか。
彼らが懸命に生き足掻いた、軌跡の物語。 https://t.co/1HjVMMb2Ed
我等が蒼き母星より遠く離れた砂漠の星で紡がれる、霊が見える少女・キーリ、不死を背負った青年・ハーヴェイ、ラジオにとり憑いた幽霊・兵長が様々な優しさや悪意に触れつつも、全ての出逢いに惑星への感謝へと辿り着く切なくも優しい旅物語。 https://t.co/TrcQNdRo9d
— 煌←ペンネーム (@kou_1231) 2019年1月21日
通りすがりに失礼します。
— ヤブデマリコ (@yabude_mariko) 2019年1月21日
とある惑星を旅するお話。
その惑星はとにかく荒野ばっかりで幸運には恵まれないし奇跡は起こらないしましてや神さまなんているわけないけど、だけど、微かな、でも確かなひかりはちゃんとある。そんなお話。
砂の惑星×不死身の青年×霊感少女
— 暇人T (@nashiwo) 2019年1月21日
電撃文庫幻の未アニメ化作品。
赤銅色の髪に長身痩躯、顔に出なくて損をする人の好い青年は過去の大戦争で人間兵器として扱われていた。
黒髪黒目、教会に拾われた口数少ない少女は変わり者だった。幽霊が見える、神様を信じない。
ラジオが繋ぐ「肯定」の物語。
死なないからと言って痛くないわけじゃない。石の心臓だからって心が無いわけじゃない。なのに、どうしてこの世界は、彼から色んなものを奪っていくの。
— 茶色@新米マスター (@z0_Brown) 2019年1月22日
孤独な霊感少女・伝説の不死人・ラジオの憑依霊。
荒廃した惑星で、蜘蛛の糸のように垂れる光を手繰るみたいな彼らの旅は、少し怖くて、優しい。
遠未来、砂の惑星。寄宿学校に通う少女は、青年とラジオと旅に出た。
— こまこ (@komakomako1234) 2019年1月22日
汽車に揺られ、船に揺られ、線路を歩いて。旅の果てに見たものは。 https://t.co/NQFaAsf6q9
身寄りがなく、また霊感があるせいで孤独に暮らす少女と、先の戦争で不死の兵隊にされてしまい、今は追われる身となった青年と、青年に殺された兵隊の霊が取り憑いたラジオが出会い、三人で砂に煙る惑星を旅してたくさんの出会いと別れを繰り返す中で、それぞれが大切な何かを見つけていく物語。
— ほなみん (@aahimnoosw) 2019年1月22日
電子書籍で今すぐ読める!
現在では新品書籍本の入手が困難なため、電子書籍での購入がおすすめ。
全9巻完結だが、1巻単体でも十分楽しめるため、とりあえず1巻だけでも読んでみてほしい。
ざっとストーリーを楽しみたい方には全2巻完結の漫画版もおすすめだ。
こちらは小説1巻の内容がマンガ2冊にギュッと濃縮されている。
きっと読み終わる頃には、キーリを求め続け彷徨う不死人になっていることだろう。
コメント