
どうも。赤銅にょろん(@nyoron_kieli)です。
あまりにも表紙がハーキリすぎて気になるのでキーリ資金を使ってポチろうと思います
— 赤銅にょろん (@nyoron_kieli) August 24, 2019
フォロワーが買ってた本がキーリっぽかったので買いました。
※このブログは、電撃文庫『キーリ』を愛しすぎたオタクが、この世のありとあらゆるものに「キーリっぽさ」感じた瞬間を記録したものです。正気を失っているためレビューとしては全く参考になりません。
独断と偏見の作品紹介
「私、死んじゃいました。どうしてくれるんですか?」 何もかもに見捨てられて一人きりになった二十二歳の秋、僕は殺人犯になってしまった――はずだった。 僕に殺された少女は、死の瞬間を“先送り”することによって十日間の猶予を得た。彼女はその貴重な十日間を、自分の人生を台無しにした連中への復讐に捧げる決意をする。 「当然あなたにも手伝ってもらいますよ、人殺しさん」 復讐を重ねていく中で、僕たちは知らず知らずのうちに、二人の出会いの裏に隠された真実に近付いていく。それは哀しくも温かい日々の記憶。そしてあの日の「さよなら」。
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ダメな青年が未練たらたらで文通相手に会いに行ったら、少女を轢き殺してしまう。
が、少女は不思議な力で自らの死を数日間「なかったこと」にするのだ。
残された時間で復讐をしたいと言う少女。
もう既に死んでいるはずの(実質幽霊みたいな存在の)少女に面倒ごとに巻き込まれてしまった青年のお話。
表紙がハーキリオタクホイホイすぎる
(表紙が)実質キーリだと噂の(?)本を入手しました。
— 赤銅にょろん (@nyoron_kieli) August 29, 2019
この表紙だけで+50000000点なので読む前から大満足しています(ちゃんと読みます) pic.twitter.com/KVrOo6hWqx
この表紙で廃遊園地なの???
— 赤銅にょろん (@nyoron_kieli) August 24, 2019
ふーーーん、キーリじゃん(違う)
(興奮のあまりRT垢間違えてやり直しすみません)
ご覧の通り表紙がハーキリにしか見えないと(数人のフォロワーの間で)話題の作品。
ということで比較してみましょう。
キーリです(断言)
内容もわりとキーリだったと思う
例の表紙絵が実質キーリの本半分くらい読んだんですけど、
— 赤銅にょろん (@nyoron_kieli) September 7, 2019
喫煙するダメ青年
痛々しい表現
仮装パレード
髪を切る少女
とだいぶキーリ要素出てる
他にも、ラジオも出てきたし、廃遊園地も出るし、少女が襲われそうになる場面もあるし、なかなかキーリワードは豊富。
いたいのいたいのとんでゆけ読了。あぁ、うん…わりとキーリでした。救いのないキーリ6巻的な?
— 赤銅にょろん (@nyoron_kieli) September 20, 2019
少女の声には早見沙織が合うなって感じの話です(?)
たぶんフォロワーの感想の方が参考になる
表紙は完全にハーキリなんだけど人物造形は全然ハーキリではないです。
— さんずいと九号車の旅行好きな人々 (@sanzui_okl) August 24, 2019
ただ、著者はあとがきでこの物語について「落とし穴の中で幸せそうにしてるひとたちの話」と言っていて、そういうところは少しだけハーキリに通ずる部分があるような無いような…
廃遊園地「のはず」の場所なんですけども二人がいるこの場所だけは廃遊園地ではなくなる的な…ラストまで読んでから表紙に戻るとけっこうな深度のしんどさを味わえる的な…やつです(なんとなくこっちで言う)
— さんずいと九号車の旅行好きな人々 (@sanzui_okl) August 24, 2019
【いたいのいたいの、とんでゆけ (メディアワークス文庫)/三秋縋】人生に疲れた根暗な男と、自分の人生を駄目にした者たちへ復讐する少女の話。著者のあとがきいわく、抜け出さない落とし穴に落ちてしまっ… → https://t.co/iF95269hPA #bookmeter
— 三水 (@sanzui_radio) August 24, 2019
以下、キーリ読んでる人にだけ伝わるかもしれないネタバレ
あーのね、この本は簡単に言えば
エイフラムの死をなかったことにしたら、ハーヴェイはどうなるの?
って話(たぶん違う)。
皆の願いで、永遠に同じ日々を繰り返し続ける6巻の学校みたいなものかもしれない。
すでに残酷な結末を迎えた世界で、少女の願いが一時的な世界線の分岐を発生させる。
だけどそんな あらかじめ別れが確定した世界でも、お互いは気付かず二人は再会し、また終わりを迎える。
しんどい。
だけど嫌いになれないのは、私も作者の三秋さんと同じく「落とし穴の中で幸せそうにしている人」の物語に心惹かれる人間だからだろう。
思えば、私自身も二度と抜け出せない穴に落ちているのかもしれない。
『キーリ』という深い深い穴に。
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